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Vine Linux v6 (その4)

※ 本稿は、2012年当時の情報です。

※ 本サイトでは、以下で表記しています。
 (1) [Enter]キー の入力 ・・・・ [Ent] と表記
 (2) 入力プロンプト ・・・・・・

# : SuperUser(root権限:su )プロンプト
$ : User プロンプト

<< #(su)プロンプトにするには>>

端末エミュレータ(GNOME-terminal)を実行し、su コマンドを入力します。

  [........@......]$ su [Ent]

← su コマンドを入力し[Ent]

  Password:

← root のパスワードを入力し[Ent]

  [........@......]#

← su プロンプトになります

Vine Linux v6 の設定 [ファイル共有:Samba]

「Samba」を使うと Windows からアクセスできるファイルサーバーを構築できます。
アクセスするのは簡単で、Windows の「マイネットワーク」を開くとサーバーのアイコンが現れ、 さらにアイコンをダブルクリックすると共有フォルダの一覧が出てきます。
この共有フォルダは自分のパソコンのハードディスクと同じ感覚で扱うことができ、 ファイルのアイコンをドラッグすればコピーできるし、ダブルクリックすればファイルを開くことができます。
「マイネットワーク」で表示されない場合は、[スタート]-[ファイル名を指定して実行] からの入力ダイアログで、 「¥¥192.168.xxx.xxx」(サーバの IPアドレス)を入力して[OK]をクリックします。

1.

Samba のインストール

Vine Linux の標準インストールでは Samba が入らないので、apt-get コマンド でインストールします。
次のコマンドを打ち込むと簡単にインストールできます。

# apt-get install samba [Ent]

2.

Samba の起動

Samba の起動スクリプトは /etc/rc.d/init.d/smb で、コマンドプロンプトから次のように入力すれば、Samba が起動します。

# su [Ent]

# /etc/rc.d/init.d/smb start [Ent]

SMBサービスを起動中              [OK]

NMBサービスを起動中              [OK]

< 参考 >

Samba は、セッションサービスを受け持つ smbd と NetBIOS ネームサービスを受け持つ nmbd の 2つのデーモンで構成されており、 Samba のサービス制御スクリプトの「 /etc/rc.d/init.d/smb "オプション" 」を実行すると、nmbd と smbd の両デーモンが 起動します。

 -オプション-  -操作-
 start      smbd、nmbd デーモンを起動する
 stop      smbd、nmbd デーモンを停止する
 restart     smbd、nmbd デーモンを再起動する( stop のあとに start を実行)
 reload     設定ファイルを再読込みする
 status     smbd、nmbd デーモンの起動状況を確認する
 condrestart   デーモンが動作しているかを確認後、再起動する
         (/var/lock/subsys/smb が存在するとき再起動)

3.

Samba の自動起動

システムが起動したときに Samba も自動起動するように、chkconfig コマンドで設定します。
ランレベルが「 3:on 4:on 5:on 」となっていることを確認します。
ランレベル 3 はテキストモード(CUI)時に起動し、ランレベル 5 はグラフィカルモード(GUI)時に起動されます。 (モード 4 は未使用)

# chkconfig smb on [Ent]

← SMB 自動実行指定

# chkconfig nmb on [Ent]

← NMB 自動実行指定

# chkconfig --list smb [Ent]

← SMB ランレベル設定確認

smb    0:off  1:off  2:off  3:on  4:on  5:on  6:off

# chkconfig --list nmb [Ent]

← NMB ランレベル設定確認

nmb    0:off  1:off  2:off  3:on  4:on  5:on  6:off

4.

基本設定

(1)

利用ユーザの設定

Samba の共有フォルダを使うには、サーバー側で Samba のユーザーを作成しておき、 Windows からのアクセス時ユーザー名とパスワードを入力します。
Samba のユーザーを追加し、パスワードを設定するには、smbpasswd コマンドを使います。
追加するユーザー名は VineLinux のユーザーアカウントとパスワードも同じにしておくと混乱しなくてすみます。

# smbpasswd -a name [Ent]

← ユーザ名設定

# New PassWord : [Ent]

← パスワード設定

# Retype new SMB password : [Ent]

← パスワードの確認入力

(2)

設定ファイル

Samba の設定ファイルは、/etc/samba/smb.conf で、設定のポイントを以下に示します。
Leafpad (テキストエディタ) で開き、上書き保存します。

workgroup = WORKGROUP

Windows 側と同じワークグループ名を指定します。

netbios name = FILESERVER

標準はホスト名が共有サーバー名になりますが、ほかの名前に変更することもできます。

hosts allow = 192.168.0. 127.

Samba へ接続を許可するIPアドレスを指定します。 この例では "192.168.0." と "127." で始まるIPアドレスが接続できます。

load printers = no

プリンタを共有しないときは "no" に変更します。

security = user

ユーザー名とパスワードを使ってアクセス制御します。 このほか、security = share / server / domain 等もあります。

encrypt passwords = yes

暗号化したパスワードを使うことを指定します。 現在のWindowsはすべて暗号化パスワードに対応しています。

unix password sync = yes

Samba と Linux のパスワードを同期させるかを指定します。 "yes" にすると Samba のパスワード変更で、Linux のログインパスワードも同時に変更されます。

上書き保存が完了したら、testparm コマンドで設定を確認し、 なにも問題点が表示されなければ、Samba を再起動させます。

# testparm /etc/samba/smb.conf [Ent]
# /etc/rc.d/init.d/smb restart [Ent]

5.

共有フォルダの追加と設定

サーバーにアクセスすると、標準の設定では3つの共有フォルダが見えます。
「public」は誰もが中身を見ることができる共有フォルダ(ファイルを書込み不可、参照のみ)、 「sambadoc」は Samba のドキュメントが収められたフォルダ、 3つ目が自分のホームフォルダ(ファイルのコピーや削除が可能)です。

自由に書込みもできる共有フォルダを作るには、/etc/samba/smb.conf を編集します。
もとの設定では 「read only = yes」 となっていますが、その行をコメントアウトして、 かわりに 「writable = yes」 を追加します。
ファイルを保存して、Samba を再起動し、public 共有フォルダへの書込みを確認します。
もし書込みができないときは、ls コマンドで共有設定したディレクトリのパーミッションを確認します。
書込みができる共有フォルダの属性は "777"(読取り、書込み、実行のすべてを許可)にします。
反対に読出し専用のフォルダにするときは、属性を "755"(読取りと実行を許可)とします。

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