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インストール (その5)

パッケージグループの選択

13.

パッケージグループの選択

このステップのポイントは、以下の二つです。
 ・必要なアプリケーションを計画的にインストールしておくこと
 ・不必要なアプリケーションをインストールし過ぎないこと

(1)

CentOS 5 では詳細なパッケージ選択の前に、簡易なソフトウェアセットの選択画面が開きます。
この画面で設定できるのはデスクトップ環境と、サーバーアプリケーション、基本的なハードディスクの取扱い方式などの大まかな方針で、後からのインストール作業が面倒となるので、ここでは「今すぐカスタマイズ」をチェックし、[次]をクリックします。

(2)

詳細なパッケージグループの設定画面になり、左のカテゴリを選択すると、右にパッケージグループを表示しますので、チェックしたパッケージグループがインストールされることになります。
カテゴリを選択したら[オプションパッケージ]をクリックします。

(3)

[オプションパッケージ]のクリックで、右の画面を表示するので、インストールするパッケージを選択(チェックする)して[閉じる]をクリックします。
(標準的なパッケージはチェックされている)

(4)

項番(2) に戻るので、必要な、左のカテゴリ、右のパッケージグループを選択します。
全てを選択したら、項番(2) の画面で[次]をクリックします。

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以下に具体的なパッケージグループの選択例を示します。

( ◎:インストール推奨、△:必要に応じて )

■ デスクトップ環境の選択

・GNOME デスクトップ環境

・KDE デスクトップ環境

■ アプリケーションの選択

・Emacs

(スクリーンエディタ)

・Office / 生産性

( MS OFFICE互換ソフト "Open Office"など)

・エディタ

(テキスト編集ソフト "Vim" (CUI) / "gedit" (GUI) )

・グラフィカルインターネット

(Webブラウザ "FireFox" など)

・グラフィックス

(画像処理用のアプリケーションなど)

・ゲームと娯楽

(簡単なゲームが幾つか)

・サウンドとビデオ

(マルチメディア再生用のアプリケーションなど)

・テキストベースのインターネット

(CUI環境用のWebブラウザや電子メールソフトなど)

・技術系と科学系

(特殊な仕事に従事する人以外には不要)

・著作と発行

(技術論文などを作成するときに使われる書式変換ツールなど)

■ 開発関係ツールの選択

・GNOME ソフトウェア開発

(デスクトップ環境用アプリケーションの開発ツール)

・Java 開発

(プログラミング言語 Java の開発をサポート)

・KDE ソフトウェア開発

(デスクトップ環境用アプリケーションの開発ツール)

・Ruby

(スクリプト 言語 "Ruby"のインタプリタ、コンパイラ、補助ツール)

・X ソフトウェア開発

(X-Windowアプリケーションを作成するためのツール類)

・レガシーなソフトウェアの開発

(旧Ver の RedHatLinux アプリケーション開発用ツール)

・開発ツール,開発ライブラリ

(汎用のインタプリタの補助プログラムなど)

■ サーバーの選択

・DNS ネームサーバー

(「名前解決」を提供するアプリケーション)

・FTP サーバー

(異なるOS間での汎用のファイル送受信を可能にする)

・MySQL データベース

〔オプションパッケージもすべて〕

・PostgreSQL データベース

〔オプションパッケージもすべて〕

(リレーショナル データベース"PostgreSQL" と関連ツール。MySQLとは別種類)

・Web サーバー

( "Apache" とその周辺プログラム及びモジュール)

・Windows ファイルサーバー

( CentOS と WindowsOS 間のファイル共有をする "Samba" )

・サーバー設定ツール

(GUI環境で用いるサーバー用アプリケーションの設定補助ツール)

・ニュースサーバー

(ネットニュース(広い意味での掲示板)を運用するアプリケーション)

・ネットワークサーバー

( VNC/DHCP/OpenLDAP サーバーなど利用する場合必要)

・メールサーバー

(メールサーバーアプリケーション〔 "Postfix" , "Squirrelmail" も追加〕)

・レガシーなネットワークサーバー

(現在では汎用ではない "TELNETサーバー" など)

・印刷サポート

(プリンタサーバーとして利用時に必要)

■ ベースシステムの選択

・Java

(プログラミング言語 Java の実行をサポート)

・OpenFabrics Enterprise ディストリビューション

(商用のクラスタサーバーなどでストレージのデータ入出力を効率良く高速化するソフトウェア)

・X Window System

( "GNOME" などのデスクトップ GUI 環境を動作させるために必須)

・システムツール

(システムのモニタやコントロールを行うアクセサリツール)

・ダイヤルアップネットワークサポート

(アナログ通信/ISDN接続を利用する場合必要)

・ベース

( CentOS システムの基本的な動作を担う最低限のパッケージグループ)

・レガシーなソフトウェアのサポート

(古いアプリケーションを利用する場合に必要)

・管理ツール

( GUI 操作環境で使用する管理ツール類)

■ 仮想化やクラスタ関係の選択

・クラスタリング

(規模の大きなシステムに融通性や冗長性を持たせるために必要)

■ 言語の選択

・日本語のサポート

(選択されているはずです)

・他国語

(使用したい言語を任意に必要なだけ選択)

★★★ 依存関係について ★★★

選択した個々の アプリケーションやツール類は、例えば「×××をインストールして利用するには、別の○○○のインストールが必要」という『依存関係』が多数存在します。
CentOS のインストーラは、その依存関係を自動で適切に探し出すので、この点で悩む必要はほとんどありません。
しかしその結果として、自分では選択した覚えのないアプリケーションが強制的にインストールされることがありますが、設定ミスやエラーではないので安心してください。

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14.

インストール準備完了

右の画面で[次]をクリックすると、ハードディスクのフォーマット処理と CentOS のインストールが始まります。
ここが作業中止のラストチャンスとなります。

15.

パッケージのインストール

CentOS のインストーラがこれまでの設定に従って自動でインストールを行ないます。
ホスト機の構成にもよりますが、通常は数十分程度でインストール作業が終わります。

16.

インストール完了

パッケージの インストールが完了しました。
インストール媒体は取出します。

17.

インストール完了の再起動

指示に従い、[再起動]をクリックすると、CentOS が起動を始め、画面上に読込まれるアプリケーションのステータスを表示します。
アプリケーションが正常に起動した場合は "OK" 、正常に起動できずキャンセルされた場合は "FAILED" で示されます。
この段階で "FAILED" は対処法がないので、"どの項目で "FAILED" が表示されたか" を確認しておき、後から再設定することになります。

18.

「ようこそ 」画面を表示

CentOS 5 の起動に致命的な問題がなければ、「ようこそ 」画面が表示されます。
[進む]をクリックして各種設定に進みます。

お疲れ様でした。もう少し頑張りましょう。
次は、基本的な設定です。

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