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徒然なるままに・・

2024.08 記

CentOS 6 再構築

現在の CentOS サーバーは、2014年構築した CentOS ver.5 版です。
マザーボードに DVI 出力が無いので、D-Sub 接続でした。
折角 KVM-SW があるのだから DVI 接続にならないかな?
そうすれば、メインPC と Display-2 を D-Sub 接続すれば、メインPC がデュアルディスプレイ環境になるなぁ との思いが、泥沼に両足を突っ込んだ発端でした。

< 第1期 > DVI 出力ありのマザ―ボードに交換

マザーボードの NIC(有線LAN)が怪しいが、ASUS M2A-VM マザーボードに交換。
案の定、NIC(eth0)が起動時に設定されない。稀に(20回に1回位)正常に認識されて正常動作する。
調べてみると、NIC の石(蟹さん(Realtek) RTL8111/8168系)が誤認識されて、r8169 ドライバーに設定される。
ググると良くある現象とのこと。

RTL8111/8168系のドライバー kmod-r8168 をインストールするも r8169 ドライバーが設定される。
また、NICアドレスが一致しないと正常設定されないとの情報があって、色々当たってみたが、 NICアドレスを定義しているファイルもないし、これは無視。時間を消耗しただけであった。

次の手は、増設 NICボードで、
サーバーに登録されているイーサネットアダプタに、RTL8139,SMC EZ Card Fast Ethernet があるので、 ドライバーもあるだろうと、RTL9139C の LANカードを eth1 として設定。動けば良いのだけど。
/etc/sysconfig/network-scripts/ に ifcfg-eth1 を作成。
起動の都度、デバイスが、r8169 になったり RTL8111 になったり安定しない。
eth1 が認識されていないのか? 上手く行かない。
この間、9日間、諦めた。

< 第2期 > グラボの増設、新規インストールと各種設定

元のマザーボード(MSI MS-7173)に戻し、グラボ(Radion HD5450(PCI))の増設、HDD も1台のシングル構成にした。
(以前の CentOS ver.5 は、HDD障害に備え HDDx2 の RAID構成だったが10年間問題なかった)
新規インストールを決意したのは、グラボの Linux用ドライバーがあるのか、ドライバーインストールが上手く行くのか、 と、Linux特有の懸念を抱いていたという小生の意識にあるためである。

さて、再構築は使い慣れている CentOS にするのだが、現在、開発は終了(最終 CentOS ver.8)して 「CentOS Stream」に移行しているとのこと。
と言うことで、isoファイルをダウンロードしてみると、
  CentOS-6.10-x86_64-LiveDVD.iso    1,993,728KB
  CentOS-7-x86_64-DVD-2009.iso     4,601,856KB
  CentOS-8.5.2111-x86_64-dvd1.iso   10,541.056KB
そして、マザーボード(MSI MS-7173)の Boot Device を見ると、Hard Disk / CDROM / Removale(Floppy) / Network だけで、USB Device系が無い。
そうなると CentOS-6.10 にせざるを得ない。(DVD:4.3GB)
CentOS-6.10-x86_64-LiveDVD.iso を DVD に焼く。

(1)

CentOS-6.10インストール

タイムゾーン(Asia/Tokyo) の指定くらいで、ディレクトリサイズの設定もなく難なく終了した。
ディスプレイ表示(DVI接続)も問題なく、グラボのドライバーは設定された模様。

(2)

デスクトップメニューの日本語化

流石にメニューが英文だと使い辛い。
「日本語環境にする」記事に従って
    (https://www.server-world.info/query?os=CentOS_6&p=x_advanced_settings&f=2#google_vignette)
  ① キーボードを日本用に
  ② メニュー等も日本語に を実施した。(記事内の③,④は未実施)

(3)

FFFTP 繋がらず(vsftpd 問題)

それではと、サーバーにホームページコンテンツを FFFTP で登録しようとしたら、繋がらない。
(本サーバーの主目的は、ホームページコンテンツの Linux での検証である)
ググると、vsftpd モジュールが必要とのこと。
  # yum -y install vsftpd でインストールするも繋がらない。
「FTP サーバーの設定 - Vsftpd」記事に従い、/etc/vsftpd/vsftpd.conf を指定通り変更。(最終行の追加は行わず)
    (https://www.server-world.info/query?os=CentOS_6&p=ftp#google_vignette)
FFFTP でサーバーに接続できたものの「ログインできません」となる。
ログインユーザーの設定や、ググった内容であれやこれやを行うも繋がらない。
    530 Permission denied.ログインできません.
    331 Please specify the password.
と、エラーにはなるものの進展はした。
そして、登録した3ユーザーの1つで接続ができた。
ユーザー設定の問題なのか、vsftpd の削除/再インストールが効いたか、あれやこれやを 行ったせいかあったのか分からんが、繋がれば良しとする。
(5日間も費やしてしまった。Linux知識は向上しない。いつもこんな感じ。動けばOK!)

(4)

apache の設定(ホームページ CGI の有効化)

サーバーにホームページコンテンツを格納し、LAN内 PC から表示させてみると、 CGI プログラムのページ毎アクセスカウンターを表示しない。
CGI 機能を有効にする apache の設定である。
しかし、これが上手くいかない。(/etc/httpd/conf/httpd.conf の編集)
3日間の格闘の末諦めてしまった。
本番サーバー(https://bamboo.chobi.net/)ではアクセスカウンターは表示しているので良しとした。

(5)

Sambaでファイル共有

サーバーと Windows PC 間のファイル共有サービスである。
サーバーが立ち上がっていれば(電気代節約のため常時運用していない)
サーバーと Windows PC間、 Windows PC間でファイル共有が行える。(Workgroupの共有は行っていない))
USBメモリの抜き差しから解放される。
以下の動作条件で設定した。
  ・ LAN内 PC(IPアドレス:192.168.0.xx)であれば、使える
  ・ 使用時、パスワードを不要にする(セキュリティ的には危険ですが…)
設定も上手く行き、ファイル共有が出来るようになった。

< 結果 >

約20日間もかかり、CGI 機能を有効にできなかったが、CentOS サーバー再構築を終えた。
再構築の目的をほぼ達成できたので満足しています。
ググるググる、テストテスト、の毎日で少々疲れた。
とは言え、先人方の情報提供には感謝、感謝です。
Linux の基本的なこと、技術的なことをまだまだ理解していないので、どれだけ見に付いたかは疑問です。

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