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古いPCにLinuxをインストール |
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Puppy Linux (その1) |
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Win XP のサポート切れに伴い、FUJITSU のノートPC
(FMV-612MG3:Celeron 1.2GHz / CDなし,USB/PKE Boot不可)に
何とか Linux を入れ、さらに延命と思った次第の続きです。
前回 (Linux の部屋-古いPCにLinuxを-Wibiで Ubuntu)は、
デュアル・ブートで、Ubuntu を入れましたが『重い』ことで味見もままならず、
軽いと言われている Puppy Linux を入れました。
ネット上の皆さんが言われているとおり『軽い』です。
デュアル・ブートの Win XP より快適で、実用になる速さです。 |
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■ Puppy Linux 日本語版 とは? |
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● パピーリナックス 日本語版 |
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(http://ja.wikipedia.org/wiki/Puppy_Linux#Precise_Puppy から要旨) |
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パピーリナックス日本語版(以下 Puppy )は、Puppy Linuxを日本語化し、
使いやすくするようにアプリケーションの追加・修正などを独自に行っているバージョン。 |
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公認でありながらも日本語版だけのリリースが行われたり、アイコンや背景等も独自のものを
用意するなど、日本語版独自の動きもあるのが他のLinuxプロジェクトとは大きく異なる特徴で
ある。
日本語版独自のキャラクターとして犬張子が採用されている。
< リリース > |
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バージョン |
リリース日 |
備 考 |
2.16.1 日本語版 |
2007/07/17 |
初の正式日本語版がリリース。 |
3.01 日本語版 |
2007/11/28 |
3.x 系の日本語版リリース。 |
4.0 日本語版 |
2008/07/02 |
4.x 系の日本語版リリース。 |
- 省略 - |
4.3.1 日本語版 |
2009/12/01 |
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Wary-511-01J |
2011/04/18 |
Wary 5.1のbugfixとアプリのVerUp。 日本語版独自の改善が加えられている。 |
431JP2012 |
2012/03/15 |
4.3.1日本語版リリース以降2年余の改良成果を加えた。 日本語版独自のリリース。 |
Lupu-528JP |
2012/07/27 |
Lucid 5.2.8.005をベースに日本語化。 日本語版独自の改良も加えられている。 |
Precise-550JP |
2013/06/14 |
Precise 5.5をベースに日本語化。 |
Precise-571JP |
2014/01/18 |
Precise 5.7.1-retroをベースに日本語化。 |
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● インストール方法(実行方法) |
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(1) CD ブート (Live CD) |
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(2) USB ブート (Live USB-CD/Live USBメモリ) |
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(3) Windows とのデュアル・ブート |
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FMV-612MG3 くんは、CDなし/USBブート不可であり、(3) の方法としました。
("母艦" に HDD を接続してのクリーンインストールの記事もありましたが、先ずは味見としました。) |
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1. |
Puppy Linux 571JP のインストール |
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Windows とのデュアル・ブートを行うには、インストーラ付きの Puppy_Linux_xxxxx_Installer.exe が必要で、
最新の「Precise-571JP」の、Puppy_Linux_571JP_Installer.exe をダウンロード、実行します。 |
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ダウンロード先は、プロジェクトのサイト(http://openlab.jp/puppylinux/download/)から行います。 |
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http://openlab.jp/puppylinux/download/puppy-5.7.1JP/Puppy_Linux_571JP_Installer.exe |
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a) |
Puppy_Linux_571JP_Installer.exe をクリックすると、実行か保存かのダイアログを表示しますので[実行]をクリックします。 |
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b) |
「発行元が確認できない」と、実行確認のダイアログを表示しますので[実行]をクリックします。 |
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c) |
ダウンロードが始まります。 |
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d) |
なんと。エラーになってしまいました。
原因を調べることなく、別のダウンロードサイトから実行することにしました。 |
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e) |
別のサイトは、http://sourceforge.jp/projects/puppylinux-jp/ です。 |
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f) |
同様に、
Puppy_Linux_571JP_Installer.exe をクリックし、
実行すると、a)、b) のダイアログの表示で[実行]をクリック後、c) のダウンロードが行われ、
Puppy Linux 571JP のインストール表示をしましたので、[インストール]をクリックします。 |
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g) |
インストール(セットアップ)が行われます。 |
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h) |
インストールが終了しました。
再起動を行いますので、「PCを再起動」が選択されているのを確認して[完了]をクリックします。 |
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i) |
再起動が行われましたが、レレレ!
デュアルブートにならないで Win XP が上がります。
C:\Puppy 571\readme.txt を読むと、「再起動せよ」とあり、再起動を実施しました。
(この、Puppy 571JP だけで、他のバージョンではデュアルブートになりました。) |
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j) |
再起動が行われ、デュアル・ブートの選択になります。
Microsoft Window XP Home Edition
Start Puppy Linux
素早く、[↓]キーで、Start Puppy Linux を選択し、[Enter]を押します。 |
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k) |
Puppy 571JP のメニュー選択画面が表示されました。
Puppy Linux 571JP
Puppy Linux 571JP - Safe Mode (no X)
Puppy Linux 571JP - Do not Load save file
[Enter] を押し、「Puppy Linux 571JP」を通常起動します。 |
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l) |
起動が始まり、設定が開始されます。
右の写真は、Puppy Linux の特徴である「すべてを RAM に読み込んで実行する」ためのコピー中の様子です。
これで、『軽い』動作を実現しているそうです。 |
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m) |
何だこれは!
デスクトップ画面が表示されるはずですが、このような表示が少しづつ変化して行くだけです。
5分くらい待ちましたが変わらず、あきらめて電源を強制切断しました。 |
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n) |
Puppy 571JP 起動選択メニューの
2番目「Puppy Linux 571JP - Safe Mode (no X)」
3番目の「Puppy Linux 571JP - Do not Load save file」でも確認しましたが、現象は変らず。あきらめました。 |
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2. |
その他のバージョンのトライ |
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FMV-612MG3 くんが余りに古すぎて、最新の Puppy 571JP はダメなのかと思い、古いバージョンにトライすることにしました。
<トライしたバージョン> |
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・Precise-550JP (/puppy-5.5.0JP/Puppy_Linux_550JP_Installer.exe) (openlab.jp)
・Precise-528JP (/puppy-5.2.8JP/Puppy_Linux_528JP_Installer.exe) (openlab.jp)
・Lupu-528JP (/releases/Puppy_Linux_528JP_Installer.exe) (sourceforge.jp)
・431JP2012 (/download/Puppy_Linux_431JP2012_Installer.exe) (openlab.jp)
( 431JP2012 で初めて、起動時に「ワンワン」の声、残念)。さらに、探す。)
・MostRecent4is431JP2012 (/MostRecent4is431JP2012/Puppy_Linux_431JP2012_Installer.exe) (openlab.jp) |
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すべて同現象。なんで?
ネット上の皆さんの記事では「簡単にインストールできました。」ばかり。 |
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3. |
何故、FMV-612MG3 くんにインストールできないのか。 |
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ググりの再開です。
居りました。同現象で悩む人たちが。 |
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1) |
原因 |
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すべては、FMV-612MG3 くんに使用されているチップセット Intel 830MG が鬼門でした。 |
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2) |
対処方法 <550JP での記事> |
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1. |
Windows 上で C:\menu.lst を「メモ帳」などのテキストエディタで開く。
後半部分の 'pfix=ram' を見つけ、',nox' を書き加え保存する。 |
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title Puppy Linux 550JP - Do not load save file
find --set-root --ignore-floppies /Puppy-Linux-550/initrd.gz
kernel /Puppy-Linux-550/vmlinuz psubdir="Puppy-Linux-550" pfix=ram,nox ←追記
initrd /Puppy-Linux-550/initrd.gz |
2. |
PCを再起動し、Puppy Linux を選び、
その後のメニューで、2つ目の「Precise 550JP - Do not load savefile」を選ぶ。
追記した「nox オプション」により、デスクトップに至らず、コマンドプロンプトで停止するはずです。 |
3. |
コマンドプロンプトで停止したら、# の後ろに 'xorgwizard' と、打ってください。 |
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# xorgwizard |
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出てくるメニューで vesa を選び、画面解像度などを選択する。終わったら xwin と打つ。 |
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# xwin |
4. |
これでうまくデスクトップにたどり着いたら、セッションを保存する。 |
5. |
次の起動では「Do not load savefile」ではなく最初の「Precise 550JP」を選べば、
savefile を読み込み、保存されたセッションを復元する。 |
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(http://sakurapup.browserloadofcoolness.com/viewtopic.php?f=12&t=2430 さんありがとう。) |
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3) |
早速、実行です。 |
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FMV-612MG3 くんには、最後にトライした「MostRecent4is431JP2012」が入っています。
結果としては成功でしたが、対処方法の記事内容とは異なっていました。
ダイアログ内容を把握せず進めたのも原因かも知れません。 |
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a) |
Win XP 上で C:\menu.lst を書き換え保存 |
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b) |
PCを再起動し、Puppy Linuxを選び、「・・・ 431JP - Do not load savefile」を選ぶ |
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c) |
nox オプションにより、コマンドプロンプトで停止するとのことでしたが、
コマンドプロンプトは表示しませんでした。
キーボードの選択画面を表示しますが、"JP" が選択されているので[Enter] |
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d) |
次のダイアログで、<Xorgwizard>/<Commandline> の選択ですが、
<Xorgwizard> を選択したまま、[Enter] |
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e) |
次のダイアログで、<Xorg>/<Xvesa> の選択ですが、<Xvesa> を選択して、[Enter] |
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f) |
一旦、デスクトップ画面になり、「Xvesa ビデオウィザード」ダイアログとなるので、
サイズ/解像度を指定して、[変更]/[OK] |
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g) |
再度、<Xorg>/<Xvesa>の選択となり、<Xvesa> を選択して、[Enter] |
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h) |
再度、Puppy Linux デスクトップ画面上で、
「Xvesa ビデオウィザード」ダイアログとなるので、サイズ/解像度を指定して、[変更]/[OK] |
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i) |
「個人設定」ダイアログとなるので、設定して、[OK] |
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j) |
Xorgwizard をグラフィックモードで続けるか、テキストモードにするかの選択で、
[はい]をクリックしましたが、グラフィックモードでの操作が続きました。 |
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k) |
再度、<Xorg>/<Xvesa> の選択となり、<Xvesa> を選択して、[Enter] |
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l) |
設定内容の「個人ファイル」を登録するか否か、
登録する場合に、登録機器を検索するとのダイアログです。[OK]をクリック |
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m) |
「個人ファイル」の格納先/ファイル名等の指定ダイアログです。
既定の設定で良いでしょう。[OK]をクリック |
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n) |
「確認ください」ダイアログです。[OK]をクリック
「シャトダウン時にCDを取り出す」のチェックは外したほうが良いでしょう。 |
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o) |
シャットダウンします。
電源投入すると、デュアル・ブート( Puppy Linux )
→ Puppy Linux ランモード( Puppy Linux 431JP returns 2012 431JP2012 )
→ デスクトップ表示します |
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4. |
立ち上がりました。 |
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無事、立ち上がりました。
これなら、最新の Puppy 571JP でも行けるのではとも考えましたが、味見してからまた考えることにしました。
再度、http://sakurapup.browserloadofcoolness.com/viewtopic.php?f=12&t=2430 さん ありがとう。 |
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次回は、Puppy Linux MostRecent4is431JP2012 の味見結果と、内容なぞを紹介します。 |
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