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2022.09 記

古いPCにLinuxをインストール

Linux Mint (その3)  アプリケーション編

インストールが終わり、ソフトウェア(アプリ)はどんなものかを見てみましょう。

1.プリインストールアプリ

スタートメニューを見ます。
(右上の三角マークから上に一杯引き延ばしています)

(1) お気に入り

(2) 最近使ったもの(省略)
(3) すべて(省略)

(4) アクセサリ

(5) インターネット

(6) オフィス

(7) グラフィクス

(8) システム

(9) マルチメディア

(10) 設定



主だったアプリでは、
ブラウザは、Fire Fox
メールクライアントは、Thunderbird
オフィスは、Libre Office
グラフィクスの定番 Gimp は、プリインストールされていません。

2.アプリの追加

Linux Mint の標準ブラウザは FireFox です。
Googleおじさんとしては使い慣れた chrome を望みます。
chrome そのものはないのですが、Chromium(Chrome/Edge の Linuxベースとなるもの)がありますのでインストールしました。

(1) 

スタート → システム → ソフトウェアの管理に進みます。

(2) 

ソフトウェアの管理が開きます。 「エディターのお勧め」に chromium browser がなければ、「カテゴリー」の [インターネット] をクリックします。

(3) 

アプリ一覧の中から、chromium browser をクリックします。

(4) 

chromium browser画面が開くので、右上の [インストール] をクリックします。

(5) 

「追加ソフトウェアをインストールする必要があります」で [続行] をクリックすると、 パスワードの認証を行ったのち、インストールが行われます。

(6) 

インストールが終了すると、右上に、[Launch] [削除] が表示され、[Launch] をクリックすると、 「新しいキーリングのパスワード指定」の設定になります。

(7) 

「新しいキーリングのパスワード」を指定して、[続行] をクリックすると、chromium browser が開きます。

(8) 

"yahoo" を検索してみました。検索エンジンは Google でした。
検索結果のクリックから、ちゃんと Yahoo のページを表示されました。(当然だ!)

(9) 

スタート → インターネット には「chromim ウェブ・ブラウザ」アイコンが登録されています。

こんな手順で、「ソフトウェアの管理」に登録してあるアプリは追加登録できます。

3.プリンタの設定

Linux の不満として周辺機器の組み込みが面倒なことと、周辺機器メーカーが Linux用ドライバーを用意してくれないことです。
Linux Mint では、プリンタに対しては自動認識、設定ができます。(一部の機種かも知れませんが・・・)

(1) 

プリンタの電源を入れておきます。(当然、ネットワーク接続のプリンタです)

(2) 

スタート → システム → プリンター と進みます。

(3) 

暫くして、プリンタを見つけてくれます。

(4) 

プリンタを選択(左クリック)→ 右クリック → 表示メニューの [プロパティ] をクリックします。

(5) 

プロパティの画面の [テストページの印刷] をクリックします。

(6) 

テストページの印刷が行われます。問題なければ、「送信しました」画面の [OK] をクリックします。

プリンタが設定されました。
小生のプリンタは EPSON EP-805A で、世界的に著名なプリンタメーカー機種であれば認識するのでしょう。
ただし、プリンタの持つ付加機能(両面印刷、フチなし印刷、など)は使用できません。

4.小技を紹介

4.1 Microsoft Office(クラウド版)

オフィス アプリとして Linux 定番の Libla Office が入っていますが、どうしても Microsoft Office が使いたい方には、クライド版が使えます。
chromium browser を開き、右上の「丸に点9つ」アイコンをクリックします。

<Excel>

アイコンメニューから、「スプレッド…」をクリックします。
新規か、編集かを選ぶ表示になり、今回は新規を選びました。
新規のシートを表示しますので作業を行います。

<Word>

アイコンメニューから、「ドキュメント」をクリックします。
新規か、編集かを選ぶ表示になり、今回は新規を選びました。
新規のシートを表示しますので作業を行います。

4.2 ショートカットの作成

よく使うアプリは、ショートカット(Linux Mint では、"ランチャー"と呼ぶ)を「デスクトップ」や 「お気に入り」、「ツールバー」(Linux Mint では、"パネル"と呼ぶ)に置きたいものです。
chromium browser を例に、ツールバーに登録します。

(1) 

スタート → インターネット と進み、chromium ウェブ・ブラウザ を左クリックして、開くメニューから、[パネルに追加] をクリックします。
(同じく、「デスクトップ」や「お気に入り」に登録することもできます。)

(2) 

画面右下にショートカットが作られますので、左クリックのメニューから [移動] をクリックします。

(3) 

ショートカットアイコンが浮遊状態になりますので、ドラッグしてツールバー上で離します。
(ちなみに、アイコンを削除する場合は、
 アイコン上で右クリックしたメニューで [削除] をクリックし、警告メッセージで [削除] をクリックします。)

<< 総評 >>

流石、「ユーザー数はLinuxの中で第1位」は伊達ではなく、古いPCにも導入でき、基本でそれなりに使えます。
アプリケーションソフトの導入も(コマンドをたたくことなく)GUI で容易くできるようになっています。
操作や、ディレクトリ名称も Windows風と違和感なく使えることで、Windows ユーザーからの移行が容易いと思います。

 ・dx6120MT君(Win XP時代品)にはちょっと重かった感じ。(同居の Win 10 よりも体感的に重い)
  (所要時間:デスクトップ表示まで、Linux Mint 1m06s / Win 10 0m47s)
  Linux の利点として、インストール媒体からインストールなしに味見することができます。
  Win 7 時代の Core2 Duo E6300 1.86GHz で試してみたところ気持ちよく動いてくれました。

 ・プリンタが基本で使えることが気に入りました。
  両面印刷、フチなし印刷、インク残量確認など、付加機能は使えませんが、基本で印刷できるのはうれしい点です。

 ・Pen 4 やグラボ 7800GT など、古いデバイスのドライバーが難なく設定されることに感心しました。

<おまけ>
 Win 7 時代以降のPCであれば、Linux Mint 21 Cinnamon が動くのではと思います。
 世界の IPテレビの視聴、SNS連携(Facebook,Twitter,Instagram など)、付箋の機能拡張など、機能がどんどん拡張されています。
 ぜひ、試してみてください。

<参考にさせて頂いた Youtube記事>
  ・32bitパソコンにLinuxをインストールしてみよう!#1 Linux Mint
    https://www.youtube.com/watch?v=3aqnve_MpFg
       (Linux Mint 19.3 MATE 32bit)
  ・【初心者向け】LinuxMint 20.1 Ulyssa 古いPCにLinuxをインストールしよう#22
    https://www.youtube.com/watch?v=iP4O_UU1gFY
       (LinuxMint 20.1 MATE 64bit)
  ・LinuxMint21(Vanessa)がリリース ~安心してオススメできるLinuxです~
    https://www.youtube.com/watch?v=w7dOlCKovT0
       (Linux Mint 21 Cinnamon 64bit)
その他、多数の記事。ありがとうございました。

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