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PCの遍歴

徒然なるままに・・

2022.06 記

Tablet-5

- DRAGON (中華) タブレットと遊ぶ (4) -

Tablet-4 - (中華) タブレットと遊ぶ (3) - で、タブレット君のメインディスプレイ化が出来なかったことが しこりとして残り、またまた、無駄な挑戦の日々を過ごしました。
2万円ほど出せば、最新のタブレットが買えるのですが・・・・

1.どうしてもメインディスプレイ化を実現してやる(意気込み)

PC主体のデジタル生活で、タブレット君は「テレキングプレイ」アプリによる手元テレビくらいにしか使っていません。
タブレット君も10年選手でそろそろ引退ですが、何とかして余生を送らせたいとの思いで、もう一つの活動の場を与えてやりたいのです。
と言うことで、チャレンジ、チャレンジ。

2.悲しいお知らせ

「USBカメラ スタンダード版」がカミさんのタブレット(Android 8)で動いたのに、 タブレット君でなぜ動かないのかと、「USBカメラ スタンダード版」の制約を見てみると、
  ・Google Play をサポートしないAndroid端末では使用できません。とあります。
また、ググっている最中、「Google、Android 4.0向けの Google Play のサービス終了へ」の悲しいお知らせを発見してしまいました。  https://news.mynavi.jp/techplus/article/20181211-738521/

と言うことは、Android 4.x の Tablet では、Google Play からのアプリインストールは出来なくなり、 .apkファイルでのインストールしかなくなりました。

3.それでもやってみよう

  方策ー1 -工場出荷時に戻してみたらどうだろう-

タブレット君も使い倒しているので、工場出荷時に戻してみたらどうだろうと思い立ちました。
マニュアルによると、[設定]→[バックアップとリセット]→[データの初期化]→[タブレットをリセット] で行えます。

その際、「□ SDカード内データを消去」チェックボックスの
 チェックなし:インストールしたアプリのみ削除(ダウンロードフォルダには残っている)
 チェックあり:インストールアプリとシステム系フォルダ以外のフォルダ内ファイル削除
の違いを確認し、チェックして工場出荷時に戻しましたが、「USBカメラ スタンダード版」はやはり動きません。
ダメでした。

  方策-2 -Android 4.1 で動くアプリを探す-

それでは、「USBカメラ スタンダード版」が動かないのなら、他に Andriod 4.1 で動くアプリはないかとググります。
見つけたのが次の2つ。やはりダメでした。(動作バージョンの + はそのバージョン以上を表します)

[アイコン]

[アプリ名]

[動作バージョン]

[実行結果]

USB Camera

4.0.3+

NG

FPViewer

4.1+

NG

  方策-3 -ひょっとしたら、Android 4.3/4.4 のアプリが動くのでは???-

かすかな期待を持って探します。
残念ですが、全てがインストール直後「パッケージの解析中に問題が発生しました。」となりました。

[アイコン]

[アプリ名]

[動作バージョン]

[実行結果]

MScopes for USB Camera / Webcam

4.3+

NG

USB/Web Camera

4.3+

NG

CameraFi2

4.3+

NG

Go FPV

4.3+

NG

USB Camera

4.4+

NG

Webeecam Free-USB Web Camera

4.4+

NG

さらに、ひょっとしたら、Android 4.3/4.4 のアプリの旧バージョンではどうだろうの希望的な考えがよぎり、

[アイコン]

[アプリ名]

[実行バージョン]

[実行結果]

USBカメラ スタンダード版

v2.6.0 → v2.5.0 → v2.4.0

全てがNG

FPViewer

v1.4.0 → v1.3.3

全てがNG

やはりダメでした。

<< 思いがけぬ恩恵(USB-HUB)>>

歳とともに指先の湿りが無くなり、タップが効きにくくなってきたので、USBマウスを使おうとしましたが、 マウスの底面ランプが点かないことに気付きました。
電力供給されていないかな? と思い立ち色んな接続をやってみました。

・タブレット君←→USBマウス

NG

・タブレット君←→USBメモリ

NG

・タブレット君←→USB HDD

NG

・タブレット君←→ノートPC X60s(PC間接続)

OK

→ノートPC X60s から給電されたか?

・カミさんTablet←→USBマウス

OK

→USB OTGケーブルはOK

・カミさんTablet(USBカメラアプリ)←→PC HDMI

OK

→USB OTGケーブルはOK

電力供給のUSBハブをかませたらどうだろうと言うことで、在庫箱から取り出して繋ぎます。
⇒ ビンゴ! USBマウスが使えるようになりました。

USBハブですから、USBマウスと共に、USBメモリを接続したり、PC間接続したりと自由度が増します。
反面、タブレット君の MicroB USB端子が不良とが判明してしまいました。

  方策-4 -『動作バージョンを書き換えて動かす』記事を発見-

あれやこれやとググっているときに、『動作バージョンを書き換えて動かす』記事を発見したのです。

参考サイト:【追記あり】アプリを最低Androidバージョンより古いAndroidで起動する方法(AdvancedApkTool編)

https://andmem.blogspot.com/2016/07/change-minsdkversion-apktool.html

「Advanced ApkTool」を使って apkファイルを編集し、古いAndroidにもインストールできるようにします。

全体の流れとしては以下の通りです。

1. 

Advanced ApkToolでアプリ(apkファイル)をデコンパイル
  (1つのファイル(apk)を複数のファイルに分解する)

2. 

ここが肝で、例えば、Android v5 以降対応アプリを v4 以降に対応するように騙します。
当然、v5 に対応する機能を必要とするアプリに、v4 の持つ機能だけでは動かないことになります。
"運" が良ければ動くよ。の世界です。
書き換えるのは、アプリの定義ファイルが表示できるので、「minSDKVersion:'xx'」と書かれた行を探し、'xx' の値を書き換えます。

(参考)動作するバージョンと、必要とする APIバージョン

Android 6.0  = APIバージョン: 23

Android 5.1  = APIバージョン: 22

Android 5.0  = APIバージョン: 21

Android 4.4  = APIバージョン: 19-20

Android 4.3  = APIバージョン: 18  ←例えば、これをAPIバージョン: 16に書き換える

Android 4.2  = APIバージョン: 17   Android v4.3のアプリが v4.1で動くかもです

Android 4.1  = APIバージョン: 16  ←タブレット君 Android v4.1.1 です

Android 4.0.3 = APIバージョン: 15

Android 4.0  = APIバージョン: 14

3. 

Advanced ApkToolでアプリ(apkファイル)にコンパイル
  (デコンパイルした複数のファイルを1つのファイル(apk)に組立る)

4.1 

PCでの書き換え

参考サイトの方法は、PC上で行います。
「Advanced ApkTool」のバージョンは、4.2.0 で行っていましたが、Toolをダウンロードするとウイルス感染ファイルとして、Windows Defender で削除されます。
いくら安全な日本のネット環境だとしても、ノーガードで処理を進める根性はありません。
幸い、「Advanced ApkTool」バージョン 4.1.0 はダウンロードできましたのでこれで行いしました。

Android 4.3+ のアプリ

[アイコン]

[アプリ名]

[実行結果]

MScopes for USB Camera / Webcam

NG

「問題が発生したため、MScopes for USB Camera を終了します。」

USB/Web Camera

NG

「error:java.long.IllegaleStateException」

CameraFi2

NG

「問題が発生したため、CameraFi2 を終了します。」

やはりダメでした。
(「Advanced ApkTool」v4.1.0 だったので、参考サイトの方法と若干異なっていました)

・変換するファイル名にスペースがあるとファイル名がスペースの前で切られる

・操作の項番5.「何かキーを・・」のメッセージはない  など

4.2 

Tabletでの書き換え

参考サイト:参考サイト:アプリを最低Androidバージョンより古いAndroidで起動する方法(APKEditor編)

https://andmem.blogspot.com/2016/07/change-minsdkversion.html

「APKEditor」と言うアプリで、タブレット上で「minSDKVersion:'xx'」の 'xx' の値を書き換えるものです。
探すと フリー版もあり、

APK Editor Pro 3.0.4 (304) APK ( 8MB)  Android 5.1+

APK Editor Pro 1.12.0 (125) APK (11MB)  Android 5.0+

APK Editor Pro 1.9.10 (120) APK ( 8MB)  Android 4.0+

↑タブレット君(v4.1.1) ではこれを使うしかないが、なかなか落ちない。
 PCでダウンロードしたUSBメモリでインストールしたもののゴメンされてしまった。

翻訳ソフトで、
「申し訳ありませんが、ビルドはもうサポートされていません。
 以前にAPKエディタProを購入し、これがあなたが望むものではない場合は、解決策を heagoo@gmail.com に電子メールでお問い合わせください。
 (「バージョン1.9の問題」というタイトルでお願いします)」とのこと。

あきらめ。

タブレット君の活用で1番に狙っていた「PCのメインディスプレイ化」に、これまでの幾多の挑戦をしたものの、 あきらめの決断をせざるを得なくなりました。
(そんなに "決断! キリッ!" 程ではありませんが・・)

やはり、冒頭で記した「Google、Android 4.0向けのGoogle Playのサービス終了へ」が障壁になりました。
  Googleさんが悪い。Googleさん嫌い。Googleさん恨む・・・と言ってもしようがありませんが。
タブレット君には「テレキングプレイ」でのテレビ視聴機として余生を過ごしていただきましょう。

グダグダな記事となりましたが、『DRAGON 中華タブレットと遊ぶ』シリーズの最終章となりそうです。

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